社員インタビュー
INTERVIEW

社員インタビュー

フレーム

STORY 02

“色”を決定づける
酸化チタンにかけた思い

さまざまな塗料のベースを決定づける材料となる酸化チタン。交洋貿易は世界第二位の酸化チタンメーカーTRONOXの日本総代理店として、日本市場への供給を一手に担う重要な役割を担っています。交洋貿易の歴史の中でも重要な意味をもつ酸化チタンビジネスについて、海外開発部の社員から話を聞いてみました。

 “色”を決定づける酸化チタンにかけた思い
この話の主人公

この話の主人公

海外開発部
H・K

PROFILE

勤続30年以上の大ベテランであり、キャリアを通して酸化チタンの拡販に携わってきました。休日はボランティア活動として、地域の子を持つ父親同士のネットワークを構築し、子どもが安全に過ごせる地域づくり活動をしています。

交洋貿易の看板商品が持つ影響力

赤、青、黄色…と世の中にあふれる製品は多種多様な色で塗装されていますが、その塗料はまず“白”を基本として作られいます。その基本の白を作る材料が酸化チタンです。端的に表現すると、酸化チタンは色をつくるベースとなる白色顔料といえるでしょう。酸化チタンは紫外線などによる変色を防ぐという特徴を持つため、酸化チタンは優れた隠蔽力と紫外線などによる変色を防ぐといった表面処理デザインによる耐候性を持ち合わせている特徴があるため、さまざまな製品の塗料に重宝されています。具体例を挙げれば、建物の外壁・内装、車の塗装、各種プラスチック製品など枚挙にいとまがありません。
交洋貿易は世界第二位の酸化チタンメーカーであるTRONOXの日本総代理店として長い歴史と関係性を築いてきたことから、当社の看板商品として位置づけられています。国内の需要家に対して供給することはもちろん、在庫管理、品質管理、各種条件の調整なども担っており、国内酸化チタンビジネスにおける重要な役割を担っているといえます。

ビジネスの最前線には、
商品ではなく人が立つ

酸化チタンは塗料や製品の色を決定づける材料となるため、どのメーカーも簡単には変えられないという特性があります。そのため、まず話を聞いてくれる場を設けてもらうことすら難しい商品であるといえるでしょう。私が担当したお客様の中には、何度も足しげく通っても全く興味を示してもらえないこともありました。そういう状況の中で突破口を開くことが私の役割です。
ある時、面談の前に話題のきっかけになればと思い、近くの観光スポットに足を伸ばしたのですが、道路が舗装されていなかったため、靴もスーツも泥だらけになってしまいました。着替えも持ち合わせていなかったため、仕方なく泥だらけのまま商談に向かうといつも気難しそうな態度の担当者が驚いて「一体何があったんだ!?」と声をかけてくださいました。事情を話すと笑ってくださり、その後の取引にまでつながったことがあります。
ビジネスの最前線は常に“人対人”、だからこそ、まず自分のキャラクターを知ってもらい、信頼関係に基づいたコミュニケーションが交わせるように働きかけるようにしています。

大きな夢を掲げてキャリアを歩もう

私は酸化チタンのビジネスに長年にわたって携わってきました。酸化チタンに対する愛情は誰にも負けないという自負もあります。先ほども述べたように、製品の色の根幹を決定づける材料のため、導入にあたってはメーカーの評価期間にも多くの時間がかかる材料ではあるものの、3年後には販売数量を倍増させたいという夢があります。そして、この分野における日本一のビジネスパーソンとなることが私の目標であり、原動力です。
私自身、とても大きな夢を掲げていると思いますが、小さくまとまることなく、これからのキャリアを歩んでいくために必要なことだと思っています。これから社会に出る皆さんも、どうか大きな夢を掲げてほしいと思います。夢に向かって自分を貫くことは、時に周囲からの孤立を生むかもしれません。それでも尚、夢に向かって進み続ければ周りに喜んでもらえるような結果になるはずです。