TAKARAJIMA(オフィス)
デザインについて
オフィスデザインのもうひとつの柱が㈱イトーキ 入社8年目の横山さん。
これまで数々のオフィスデザインを手掛けてきた横山さんは、
牧村社長のオフィス移転に対する熱い想いとデザイナーとしての
視点をいかに融合させるか、が課題だったそうです。
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オフィス移転
担当者まずはデザインのコンセプトを教えてください。
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横山さん
当初、交洋貿易という社名から、
海"洋"を"交"わり貿易する商社らしく「SAILING/航海する」と
いうコンセプトを提案しました。
打ち合わせを重ねていくうちに、ミーティングルームや
休憩エリアなどにそれぞれ海にまつわる名前ができて、
最終的に一枚の「宝島の地図」ができあがりました。 -
オフィス移転
担当者デザイナー視点で、ここは注目してほしい!という場所は?
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横山さん
たくさんあるのですが…
まずは入口から各ミーティングルームまでの通路の壁は、版築塗りという
特殊な左官塗装を用いて地層のようにデザインし、
洞窟を歩いているような気分を演出しています。
あとは平坦になりがちなカーペットの色もかなりこだわりがあります。
各エリアに合わせて海の波打ち際(ブルー、グリーン)や
昇る太陽(オレンジ、レッド )、苔と岩場(グレー、ブラウン)を
イメージするようにグラデーションが入っているんです。 -
オフィス移転
担当者いわゆる”オフィス”とはだいぶ違う色使いですよね。
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横山さん
デザイン提案の打ち合わせのときに、
「社員一人一人のカラーを大事にしたい」という
社長のことばが印象にあって…。
色だけでなくやタイルや古木など素材も様々組み合わせて…
それがとても交洋さんらしさを表現できたと思います。 -
オフィス移転
担当者もしかしてかなり大変な依頼だったのではないでしょうか・・・
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横山さん
意外とそうでもないです(笑)
オフィスの空間デザインはシンプルで無機質なものが多いのですが、
今回は温かみのある手ざわりであったり、
自然光によって印象の変わる、特別な空間が作れたように思っています。
何より牧村社長をはじめ、スタッフのSさんやIさんと近い距離感でいられたことに感謝しています。互いにいいものを見つけたらちょっと提案してみたり、日々「一緒にオフィスを作っている、ONE TEAMだな」って思えることが何度もあって、そういった意味で愛着の沸くオフィスが出来上がったと思っています。